Thank you & Good luck, NOVAの素晴らしい先生Ianの話

昔の日記を載せます

 

アメリカ人、Ian(イアン)。七年間にわたり横浜本校を支えてきた講師だ。


今日をもってNOVAを退職し、次のステージへ進む。


某大学の講師へとキャリアアップする。

 

僕が二年前に横浜へやってきて、初めてレッスンを受けたときの講師だった。

 

先生という仕事をしている中で一番のストレスは? こんな質問を投げかけてみた。


「同じことを50回教えても理解してくれない生徒がいる・・・」


顔を赤らめて、その状況をフラッシュバックさせ、眉間にしわを寄せながら話してくれた。


僕も学生時代家庭教師をしたことがあるので同情できた。

 

でも、Ianの本意は僕の想像の範囲外だった。


高いレッスン料金を払って来てくれている生徒に対して、簡単なことも理解させることのできない自身の能力を嘆き、自己嫌悪に陥り、その辛さが彼を苦しめたのだという。


生徒に申し訳ないと思うことがストレスだったのだという。

 

「熱意」


NOVAではカジュアルなイメージが先行する講師に当てはめるのはおおよそ困難な言葉だが、Ianの代名詞を考えた場合、この言葉が最適だと思う。


生徒の語学上達を最優先に考え、テキストどおりではなく、彼なりにアレンジを加えたレッスンを準備してくれる。

 

彼に学んだことは大きい。


僕から彼に最後に発することのできたのは「Thank you」と「Good Luck」くらいだが、
言葉にならないほど感謝している。


近頃、悪いことばかりがニュースで取り上げられるNOVAだけれど、本当にすばらしい先生もいるのです。


Ianの熱意を無駄にしないよう絶対に英語をマスターしたい。