10年前を鮮明に思い出した。出会い、結婚、転職、別れ、新たな出発
あまりにも多くのストレスを与えると、
人間の思考は停止すると言われるが、僕の場合、幸せな出来事の連続によって、同じ現象が脳内に起きていた。完全なる思考停止。
2007-2008年にかけては、誰が何て言おうとも僕の生涯においてターニングポイントと呼べる年である。
出来事の一つ一つの、一生忘れないためにも、
文章として、ある種形あるものとして残したかったが、結婚・転職という二つのことを同時に体験する中で、日々発生する全てのことを、僕の限られた能力と時間では、表現することは到底できなかった。キャパシティーオーバー。
プライベートでは、入籍をして二人での新しい生活が始まり、仕事においては、3年9ヶ月お世話になった横浜のプロジェクトを離れた。
と同時に七年勤めた会社を退職した。
そして、新しい会社でのスタートを切った。
たった数行で表現できちゃうものではあるが、
その行間には、書ききれないほどの、「ありがとう」という言葉を挿入なければならない。
結婚を自分のことのように喜んでくれた、友達・両親・兄妹・職場のみんな。プロジェクトの離任を暖かく送別してくれた戦友。
とっておきのとびっきりのお店で次の僕の出発を祝ってくれた先輩。後輩。
転職して次のステージで頑張りたいという僕の気持ちを理解して、応援するぞ!でもいつ戻ってきてもいいぞ!という言葉をくれた上司。
自分が最高に恵まれた環境にいたのだということを知った。
本当にありがとう。ありがとう。ありがとう。
みんなにもらった言葉や歌やメッセージの一つ一つを絶対に忘れない。
幸せすぎて思考停止に陥った自分自身を覚醒させ新しい世界でがんばろう。
2008年5月1日は新しい自分のスタート。
虎視眈々と未来を見据え、地道に力を蓄える。
そのうち勝手に足が前に出て走りだし、気がつくと物すごいスピードで走っている。
そんな自分イメージしながら、進んで行こうと思う。