英語教育 - 昔の文法・翻訳重視の英語教育から、よりプラクティカルな指導方法に

今日は新宿の英会話学校まで出かけてみた。
フリートークルームには7・8人の生徒がいた。


その生徒の中で最もインパクトがあったのは某高校の英語教師をしているという男性。


ネイティブ並の英語力を持っていた。綺麗な発音で流暢に話を運ぶということはもちろんのこと、質問・答え・相槌・ジェスチャーなどの挙動一つ一つが的確で洗練されている。


かつ、エンターテイナーとしての資質も備えている。内容的にかなり面白可笑しいことを話す。


そんなわけで今日は彼の英語をコピーしよう臨んだ。

 

僕が今まで話してきた教員とは明らかに異なるオーラを持つ人物で、『先生』と呼ばれる職業につく人たちに対して僕がこれまで抱いていた変な偏見を 良い意味で変えてくれたような気もする。


彼はもともと銀行員をしていたそうだが、あることをきっかけに教職への道を選択したという。

 

英語教育については、僕も色々考えるところがあったので、色々話してみたが、昔の文法・翻訳重視の英語教育から、よりプラクティカルな指導方法に変化しているという。


英文を日本語に訳す、文法の穴埋め問題をこなすという古典的なものは徐々に姿を消すのではないかと言っていた。

 

彼が言うには、ゆとり教育に代表される教育方針の変更により、失った(低下した)学力もあるけれど、その引き換えに得たものも多いのだという。


その一つが英語力で、リスニング・スピーキング。これらの能力は昔の生徒とは比較にならないほど向上しているのだという。


テレビや新聞などのメディアでは現代の学生の学力低下が声高に叫ばれているけれど、その影の部分にスポットを当てているだけなのだと憤慨気味だった。

 

僕ももう少し遅く生まれていたら良かったなーなんて考えた。学校でもう少し「使える」英語を教えてくれていたなら英会話学校に払う授業料も少し減らすことができたんだろうと思ったが・・・。


まあ、今となっては与えられた条件の中で、一生懸命もがいてみるしかない。


試行錯誤しながら、近い将来はずかしくない英語力を身につけたいと感じた。