ジャマイカ旅行記1 - 成田→ダラス→マイアミ→モンテゴベイ

前の日、なんとなく落ち着かずあまり眠ることができなかった。


最寄の保土ヶ谷駅から成田エクスプレスで空港へ向かう。


これからジャマイカへ行くのだという実感は騒々しい 成田空港に着いてもなかなか沸いて来ない。

 

アメリカン航空の飛行機に乗り込むと、もうそこには日本という 雰囲気はなく、外国人の遠足バスに乗り込んだ気分だった。


"JUDO"(柔道)というジャージを着た中学生か高校生くらいの アメリカ人のグループが隣に座っていてありえないくらいやかましかった。


日本に柔道の練習合宿にでも来た帰りなのだろうか。 これからダラスまでの12時間、彼らのハイテンションとともに 空の旅が続くのかと思うとちょっと滅入ってしまいそうだった。

 

ジャマイカには日本からの直行便はなく、カナダまたはアメリカのどこかを経由することになる。


今回は、成田→ダラス→マイアミ→モンテゴベイという 乗り継ぎ経路で、合計24時間の移動になる。


24時間という数字は驚きだが、24時間あれば地球の裏側まで 行くことができるのだなということの方が僕には大きかった。

 

あまり海外旅行の経験がないので飛行機から見える 様々な風景はとても新鮮で気持ちがよい。
特に「雲」。


航空機の窓から見える「雲」が大好きだ。 また、アメリカ国土の上空に入ると大地に流れる雄大な川、 畑や田んぼの外郭はとても目を引いた。


昔、『River Runs Through it』という映画があったが、 その映画タイトルのitが何を意味するのかぼーっと 川を眺めながら考えてみた。言葉にはできないけれど、大きな雰囲気、空気の中を突き抜けていく感覚?


答えは出なかった。 作者も答えが出ないからitにしたのでないかと思った。

 

ダラス到着!